校長就任挨拶(2014,4,7)

五十嵐 校長

    私は、このたび丹伊田敏校長の後任として、4月1日より多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校長に就任いたしました五十嵐一郎と申します。昨年1年間は、副校長として本校の学校運営全般にわたり種々体験、学習し、校長としての職務内容や、その責任の重さを痛感したところでございます。校長就任に当たり、本校HP上ではありますが、一言ご挨拶申し上げます。

 僭越ですが、最初に自己紹介をさせていただきます。私は、新潟県糸魚川市の出身で、東京の大学で日本文学専攻、取り分け国語学を学んだ後、神奈川県立相模原高等学校で、国語科の教員としてスタートし、5年後、新設の上溝南高校に転出、併せて12年、神奈川県にお世話になりました。その後、縁あって国立の東京学芸大学附属高等学校に転出、そこで26年間国語科教員並びに副校長として勤めた後、東京学芸大学附属学校運営参事(特任教授)として、大学運営の一翼を担うとともに、東京学芸大学の附属学校園(幼稚園から特別支援学校まで12校園あり)の統括運営・管理・指導・助言等の業務を担当、平成25年3月任期満了で退職し、同年4月本校に副校長として着任致しました。永く国公立学校、しかも高等学校に勤務していたことから、私立学校で、6年制の中高一貫校の環境は新鮮そのもので、取り分け中学生の可愛さにはついつい微笑んでしまいます。

 さて、本校は、この3月に24期生を送り出したばかりのまだ若い学校ですが、先人の弛まぬ努力により、多摩地域の名門進学校としての地歩を確立し、日々着実に前進しております。卒業生数は24期生で3,784名 に達し、社会の各分野において中核的存在として活躍しております。在籍中の生徒諸君も各学年120名前後という少人数でもあり、日々和気藹々と明るく爽やか、楽しい学校生活を送っており、それを見守る教職員もまた、一人ひとりの生徒への目配り・気配りも細やかに、中学から高校卒業までの6年間、人生におけるまさに疾風怒濤の時代をともに生き、心身の大きな成長の手助けを惜しむことなく継続的に尽力しております。今年度新たに3人の新進気鋭の専任教員も加わり、益々パワーアップした教員集団を、今後の学校説明会等でお出でいただいた際にでも、ご覧いただければ幸いです。

 本校の教育方針として、(1)豊かな自然の中での人間教育、(2)少人数でのきめの細かい指導、(3)本物に触れる教育、(4)基礎学力の充実と思考力の育成、(5)笑顔と感動の学校生活、という5つの柱を上げておりますが、多摩丘陵の緑豊かで風光明媚な環境と、閑静な住宅街に囲まれたこの聖ヶ丘の学舎は、これらの教育方針を具現化するに最適な環境にあります。ここに集う素直で誠実な若者達の日常は、多摩(たま)(ひじ)独特の学校文化を醸しだし、中学から高校まで日々笑顔と感動に包まれながら、心身の成長と学力の伸長に努めております。中学1年生からの6年間の成長ぶりは目に眩しいくらいで、明るく伸びやかな学校生活を送っております。

 校長就任に当たり、多摩聖教育のさらなる質の向上を追求し、微力ながら貢献していく所存でおります。前任校長に変わらぬご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 なお、この「五十嵐校長Web日記」は、本校の多種多様な教育活動全般にわたり、広く一般の方々にもご理解いただくためにも、少なくとも毎月1回は更新しながら、多摩丘陵の自然に抱かれて展開する四季折々の教育活動をご紹介申し上げたいと考えております。お楽しみにご覧いただければ幸いです。

 最後に、最新のニュースですが、本校の高校ダンスドリル部が、去る3/29(土)アメリカのDentonにて開催されたAmerican Dance Drill National/International Competition 2014において、Pom部門第1位、すべての出場部門でも総合第1位を獲得いたしました。新年度早々のビッグニュースで、幸先の良いスタートとなりました。詳細はHP上の記事をご覧ください。

 

平成26年4月7日
学校法人田村学園
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校
校長 五十嵐一郎

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