サマーセミナーⅢ期まで終了、各部一斉に合宿へ

 7月28日(木)、関東地方も梅雨が明けたと見られるという発表があって以来、厳しい猛暑がやってきましたが、本校では7月30日までで今年のサマーセミナー、Ⅰ期からⅢ期開催予定の69講座が終了し、本日から一斉に部活動の合宿が始まりました。7月15日(月)以来の校長日記ですが、この間の報告を兼ねて8月第1報をお届け致します。

 前回の記事で「ニーニーゼミがはにかむようなか細い声で鳴き出した」と触れましたが、私の部屋の上方に位置する八坂神社境内から、今はもうアブラゼミの声が、耳をつんざくように激しく聞こえてくるとともに、夏花の象徴とも言うべきサルスベリに加えて、ノウゼンカズラもあちこちでもうすっかり満開、濃いオレンジ色が灼熱の太陽に照らされ、鮮やかに咲き誇っております。8月生まれの私どもには、夏はやはりこうでなくては、と思う次第です。

 少し遡りますが、7月17日(日)、本校野球部は立川球場にて成蹊高校と4回戦を戦い、9回裏1点差まで追い詰めながら、前半のエラーがらみの失点を最後まで覆すことができず惜敗致しました。日曜日でもあり、野球大好き人間である私も漸く応援に駆けつけることが出来ましたが、悔しい悔しい敗戦となってしまいました。この間、果敢に戦ってきた選手諸君の健闘はもとより、陰ひなたとなり支えてくださった保護者の方々並びに関係各位にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。応援に出向いてくれた一般の生徒共々に「笑顔と感動、そして悔しさ」を共有させて頂き、かけがえのない青春を満喫させて頂きました。

 そして、7月20日(水)の終業式を経て、21日から一斉にサマーセミナー突入、私も昨年に続き、高校1,2年生対象の古典講座「和歌を用いての文法指導」を担当し、若い生徒諸君から新鮮な刺激をもらうと共に、自身、身に染みついた授業を通して心身共に活性化させてもらったような3日間でした。このセミナーは所謂座学の他に、特に中学1年~3年生対象の社会科見学(今年は京都・奈良方面と、過日サミットが開催された三重県の伊勢・志摩方面の2コース)と、中・高校生対象の文学散歩(岐阜県中津川方面)、更に中1~3年生対象のキャンプ実習(神奈川県青根このまさわキャンプ場)という宿泊を伴うセミナーもあり、それぞれに有意義な研修成果を収めて無事終了致しました。

 このセミナーは、部活合宿が一段落する8月10日(水)に第Ⅳ期が再開、第Ⅴ期を16日から20日まで実施して全て終了となります。後半は一部中学生対象の講座もありますが、専ら高校3年生を対象としたセンター試験対策講座と個別大学入試対策の講座となっております。高3生にはまさに夏が天王山、この成果が秋口から晩秋にかけて結実し、来春見事に第1志望校への合格に結びつけてくれることを祈るばかりです。

 気象庁の長期予報では、8月中・下旬はもとより9月10月にかけても残暑が続くような状況とのことですが、皆様方、取り分け受験生の皆様にはお体にはくれぐれもお気を付けて、勉強にスポーツに思う存分ご活躍下さることをお祈りし、この日記も暫くお休みをさせて頂きたいと思います。