2月1日(水)からの中学入試直前にして

 三寒四温の言葉通り、季節は確実に推移しており、週初めの厳しい寒さも幾分和らぎ、我が家の庭でも紅梅がいち早く花開き、各地からも梅の便り、それも例年より早い開花との情報が多々寄せられております。節分まであと6日となりましたが、その前に小学6年生の皆様には、2月1日(水)から始まる中学入試に向けての最後の追い込みに余念のない頃かと推察致しております。本校でも、1月20日(金)から出願受付が始まり、日々刻々とその数も増えております状況は、HP上でも毎日掲載している通りでございます。一方で、2月12日(日)に実施する高校入試の出願も1月25日(水)から始まり、30名という少ない募集ではありますが、こちらも出願者数が徐々に増えており有り難いことと思っております。1月10日(火)以来の校長日記ですので、この間の出来事等交えながら受験生応援日記にさせて頂きたいと思います。

 1月14日(土)・15日(日)は高3生の大学入試センター試験、本校生は中央大学・明星大学・大妻女子大学・帝京大学の四会場に分かれ、27期生在籍113名中、既に指定校或いは公募推薦、AO入試等で進路の決定した人を含め、111名が受験致しました。両日とも、早朝は厳しく冷え込みましたが、高校3年生の学年担任で手分けして、各大学の最寄り駅にて激励を致しました。「少人数できめの細かい指導」の一端として、最後の最後までがんばって欲しいという一念から毎年恒例となっておりますが、生徒諸君には見知らぬ人ばかりの緊張感の中、担任の先生の笑顔に触れて恐らくほっこりとした気分で試験に臨み、今まで積み重ねてきたものを遺憾なく発揮できたのではないかと推察致しております。16日、登校し自己採点した結果を報告し、各種データの結果を踏まえて、国公立はもとよりこれから本格的に始まる私立大学への出願も果たしつつあるところかと思います。首尾良くそれぞれが希望する大学への合格を勝ち取ることを祈っております。

 1月21日(土)4限、LHRの時間を活用して、平成29年度の中学生徒会役員の立会演説会を開催、その後の投票で、中学2年生から5名、中学1年生1名の本部役員に中学1・2年生それぞれ1名の会計監査を選出致しました。立会演説会では、それぞれの役員候補自身の立候補した理由や役員として何をやりたいかという抱負などを述べた後、各候補者の応援弁士2~3名が推薦理由を説明するという、かなり本格的な演説会となり、彼らの学校に寄せる思いのいかに熱いかということを感じ取らせてもらい、頼もしく思いました。生徒会長に選ばれた2年生の安藤瑞紀君始め各役員の今後の活躍を期待しております。

 同じ21日(土)14時から、土曜ミニ説明会を開催、中学受験希望の小6生13組、高校受験希望の中3生1組で、保護者の方も含め28名の方々に参加して頂きました。中学受験2月1日(水)を本番としてあと丁度10日となったところですが、私の聖ヶ丘の教育の概要説明並びに石飛教頭兼入試広報部長からの2017年入試についての説明を熱心にお聞き頂きました。最後の最後まで学校選択に迷われていらっしゃる方に、前述の「少人数できめの細かい指導」「本物から本質に迫る教育」「主体性と協働性の育成」という3つの柱を中心とした本校教育の特色を強調させて頂くと共に、今年は酉年であることから、始業式で生徒諸君にも紹介した「寧ろ鶏口となるも牛後と成るなかれ」(いわゆる「鶏口牛後」)や「鶏群の一鶴」「木鶏」などの格言・故事を紹介しながら、本校自体がすなわち「鶏口」であり、小規模校ならではの面倒見の良さ、きめの細かさ、厳しくも温かい指導をしている学校であることを強調させて頂きました。多摩丘陵の最高地点(161.7㍍)に位置する学校として、風光明媚ではあるものの、都心からかなりの遠距離にあることもあり、決して知名度が高いわけではありませんが、来て、見て、聞いて、知って頂きさえすれば、本校の良さはきっとご理解頂けるはずという信念で毎回お話をさせて頂いております。後で聞くところによると、当日お出で頂いた多くの方々にはその場で出願して頂いたとのことで、有り難く感謝申し上げております。

 本日(1/28)も、14時から、それこそ試験前最後の土曜ミニ説明会を予定しております。10組ほどのご予約を頂いているとのこと、2月1日(水)本番の受験を予定されている方はもとより、中には小3、4年生の方々もお出で頂くとのこと、早くから注目して頂き有り難いことと思うと共に、皆様の今後益々のご活躍をお祈りしたいと思います。

 何はともあれ、2月1日(水)の中学受験まであと4日、気象情報によれば、今のところ雨・雪等の心配もなく実施できそうですが、朝の冷え込みは相当に厳しいという予報も出ております。受験生の皆様には体調にはくれぐれもご留意のうえ、長期にわたり努力されてきた実力を遺憾なく発揮され、それぞれの希望する学校への合格を勝ち取られますよう心からお祈り申し上げております。もとより、本校では、見事合格され、ご入学をきめて頂いた暁には、いつも説明会で申し上げておりますように、各ご家庭にとって、かけがえのない大切なお子様ですので、まさに「掌中の珠」のように大事にし、6年間しっかりと親身になってご指導し面倒を見させて頂きますので、安心してお任せ頂ければと存じます。受験生の皆様のご活躍とこれからの長い人生に幸多かれとお祈りし、受験前最後の校長日記とさせて頂きます。