校長挨拶

五十嵐 校長

私は、このたび丹伊田敏校長後任として、4月1日より多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校長に就任いたしました。昨年1年間は、副校長として本校の学校運営全般にわたり種々学ばせていただき、校長としての職務内容や、その責任の重さを痛感したところでございます。校長就任に当たり、本校HP上ではありますが、一言ご挨拶申し上げます。

僭越ですが、最初に自己紹介をさせていただきます。私は、新潟県糸魚川市の出身で、東京の大学で日本文学専攻、取り分け国語学を学んだ後、神奈川県立相模原高等学校で、国語科の教員としてスタートし、神奈川県に12年お世話になりました。その後、縁あって東京学芸大学附属高等学校に転出、そこで26年間国語科教員並びに副校長として勤めた後、東京学芸大学附属学校運営参事として、東京学芸大学の附属学校園(当時13校園)の運営・管理・指導・助言等業務を担当、平成25年3月任期満了で退職し、同年4月本校に副校長として着任致しました。永く国公立学校、しかも高等学校に勤務していたことから、私立学校で、6年制の中高一貫校の環境は新鮮で、取り分け中学生の可愛さにはついつい微笑んでしまいます。

さて、本校は、この3月に24期生を送り出したばかりのまだ若い学校ですが、先人の弛まぬ努力により、多摩地域の名門進学校としての地歩を確立し、日々着実に前進しております。卒業生数は3,784名 に達し、社会の各分野において中核的存在として活躍されております。在籍中の生徒諸君も各学年120名前後という少人数でもあり、日々和気藹々と明るく楽しい学校生活を送っており、それを見守る教職員もまた、一人ひとりの生徒への目配り・気配りも細やかに、中学から高校卒業までの6年間、人生におけるまさに疾風怒濤の時代をともに生き、心身の大きな成長の手助けを惜しむことなく継続的に尽力しております。

本校の教育方針として、(1)豊かな自然の中での人間教育、(2)少人数でのきめの細かい指導、(3)本物に触れる教育、(4)基礎学力の充実と思考力の育成、(5)笑顔と感動の学校生活、という5つの柱を上げておりますが、多摩丘陵の緑豊かで風光明媚な環境と、閑静な住宅街に囲まれたこの聖ヶ丘の学舎は、これらの教育方針を具現化するに最適な環境にあります。ここに集う若者達の日常は、たま多摩ひじ聖独特の学校文化を醸しだし、中学から高校まで日々笑顔と感動に包まれながら、心身の成長と学力の伸長に努めております。客観的にも目に眩しいくらいの成長ぶりで、素直で伸びやかな学校生活を送っております。

校長就任に当たり、多摩聖教育のさらなる質の向上を追求し、微力ながら貢献していく所存でおります。前任校長に変わらぬご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、この「五十嵐校長Web日記」は、本校の多種多様な教育活動全般にわたり、広くご理解いただくためにも、最低でも毎月1回更新しながら、多摩丘陵の自然に抱かれて展開する四季折々の教育活動を、皆様にもご紹介申し上げたいと考えております。お楽しみにしていただければ幸いです。

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