第3回学校説明会終了、年度後半への確かな歩み

 昨日(2日)こそ夏に逆戻りのような暑さを伴う好天でしたが、今日はまた、まだまだ遠くにある台風18号の影響か、どんよりとした曇り空、これから暫く蒸し暑い不順な陽気が続くとか、しかし、季節は確実に移り変わり、前回以降の自然の推移では、多摩ニュータウン通りの公孫樹並木がうっすらと黄色みを帯び、別名「百日紅」とも言われ、花期の長いさすがのサルスベリもすっかり萎れ、無残な姿をさらしており、木槿、酔芙蓉などもまだかろうじて花を持ってはいるものの、持ち前の艶やかさがなくなってきました。秋明菊は変わらず咲き続けておりますが、一時の鮮やかさは影を潜める一方で、お彼岸前後には彼岸花(曼珠沙華)が花開き、白、紅の鮮やかさに目を奪われつつお墓参りもしてきました。先月末には早くも金木犀が花開き、しっとりとした夕景の中で、どこからともなく甘く馥郁たる香りを堪能致しました。それもつかの間、黄花こそまだ残っているものの、あの香りはどこにいったのでしょうか?万物流転、諸行無常は世の常とはいえ、朝夕の冷え込みと共に、一抹の寂しさを禁じ得ない10月の幕開けとなりました。中学受験生にとっては、2月1日(水)を本番としてあと丁度4ヶ月、120日となりました。基礎・基本を確認しながら応用問題にも取り組まねばならない時期となり、日々の勉強に余念なき頃かと思いますが、風邪など引かぬようお体にはくれぐれもお気をつけになって頑張って頂きたいと陰ながらお祈りしつつ10月第1報をお届け致します。

 9月12日(月)以来の校長日記ですので、少し遡りますが、第29回聖祭(文化祭)の後は、その感動と興奮の余韻を楽しみつつ、学校行事と学習との切り替えを迅速にするようにとの指導の下、徐々に日常的な学習や部活動に打ち込むようになり、校内的にも落ちついた雰囲気が醸し出されております。そんな中、9月24日(土)には、初めての高校単独の入試説明会を開催致しました。今年度同様、来年度も30名募集していることから、高校受験を希望する中学3年生も多く、この日も生憎の雨上がり、曇り空ではありましたが、11組24名の参加がありました。私の聖ヶ丘の教育の特色についての説明、石飛教頭兼入試広報部長による今年度入試並びに来年度に向けての傾向と対策等の説明の後、この春高校受験で入学してきた男女各1名の生徒へのインタビューなどという内容でしたが、特に生徒インタビューは、実体験をしてきた生徒の生の声でもあり、好感を持ってお聞き頂き、生徒へのご質問も幾つも出て、和気藹々の説明会となりました。お出で頂いたお父さんの中に、私どもの出身地糸魚川のすぐお隣、上越市ご出身の方がいらっしゃり、しばし故郷の話題で談笑、改めて世の中の狭さを実感させて頂きました。

 9月26日(月)には、サピックス塾にお通いのお子様をお持ちの保護者の方対象の学校説明会を開催致しました。平日の午前中でもあり、ご参加の保護者は少人数ではありましたが、通常通りのご説明の他、中学1年生の英語の授業2クラスをご覧頂いたり、校舎内の施設・設備をご案内したりして、本校教育へのご理解を深めて頂きました。「少人数できめの細かい指導」を標榜している学校として、少人数とはいえ、お出で頂いた方には誠心誠意説明を尽くさせて頂きました。

 9月28日(水)6限には、生徒に予告することなく、全校一斉の避難訓練を実施致しました。首都直下型大地震が向こう30年以内に70%の確率でいつ来てもおかしくないと言われているだけに、避難訓練は必要不可欠、多摩消防署の2名の消防士に来て頂き、地震発生から火災発生、更には全員グランドに避難する様子まで逐一見て頂き、講評を頂くと共に、実際に消火器を使っての消火訓練も代表生徒8名にやってもらいました。私も、25日(日)地元自治会の防災訓練を体験したばかりでしたので、いつになく気合いが入り、防災教育で先導的な研究をしている日野市立平山小学校の「生き抜く科」の実践などを紹介しながら、地震の恐ろしさや避難訓練がいかに必要であるかなどしっかり講評致しました。当日の模様は、「聖ヶ丘ニュース」でご覧頂ければと思います。

 そして10月1日(土)、第3回学校説明会を開催致しました。今にも降り出しそうな曇天でしたが、大方の予報を大きく裏切ってくれ、グランド等屋外で活動する部活動の様子も予定通り見学して頂くことが出来、暑くもなく寒くもなく、中学、高校受験生合わせて103組250余名の方々にお出で頂くという、本校にとっては有り難い天候で推移してくれました。入試前に開催する年6回の大きな説明会中、この会だけは生徒が主体になって開催することになっており、今年度も中学、高校別会場で、中学受験生には中学生徒会役員、高校受験生には高校生徒会役員が中心になり、各種委員会や部活動所属生徒等一体になり、企画、立案、進行等全てにわたり実施してくれました。教員では唯一私の出番が、中学受験生対象に開会のご挨拶の3分間、高校受験生対象が締めの5分間のみというもので、普段は校長の話として30分ほどあるだけにかえって緊張致しましたが、あとはすべて生徒諸君が取り仕切ってくれました。本校の教育方針である「3つの柱」の1つ「主体性と協働性の育成」をまさに地でいってくれたような説明会となり、担当教員も最初はハラハラドキドキでしたが、見事に成し遂げてくれたことにホッと胸撫で下ろしておりました。「それぞれに礼儀正しく純粋で爽やか、品が良く、明るく伸びやかな生徒像」そのままに、ご来校頂いた皆様に対する、笑顔で爽やかなおもてなしぶりが校内各所で見られ、陰ながら見守っていた教職員共々に微笑ましく感じられました。当日頂いたアンケートでも、「生徒主体の説明会だったので、質問や答えがとても身近で解りやすく良かったと思います。話の聞きにくい点もありましたが、一生懸命進行等をしている姿は好感を持って聞くことができました。」という声が多数寄せられると共に、「やはり、生徒の声を聞けるというのは学校の雰囲気がよく分かります。」とか「生徒主体の説明会のある学校もありますが、中学生が行うのは初めて体験しました。たどたどしさが感じられる場面もありましたが、生徒の雰囲気が解って良かったです。生徒へのアンケート結果は参考になります。色々な統計を取って、資料として配付してもらうといいと思いました。アットホームな校風、自主性が感じられる会で良かったです。」など、中学生ならではのぎこちなさを好意的に捉えて頂けたアンケートが多く、お出で頂いた方々、特に保護者の皆様の温かな眼差しには感謝申し上げます。一方、高校受験を目指している中学3年生からは、「先輩達の声を直接聞くことができて良かったです。中学で生徒会に入っていたので、高校でも是非入りたいと思いました。有難うございました。」とか、「非常によい説明会でした。入学できたら、学習面でも精神面でも3年間で大きく成長できるのではないかと感じられました。自分にとってはとても良い高校だと感じました。生徒主体となって数々の行事などをこなしていくのはとても良いと思いました。この高校も目指してみたいと思いました。」等々、「この高校も」の「も」は微妙ですが、この2人を中心に、今すぐにでも入学して欲しいと思うような受験生の声も多数寄せられ、担当してくれた生徒諸君の頑張りに感謝した次第です。

 今日(3日)、明日と6日(木)の3日間、中学2年生、高校1年生の有志代表生徒が、京王・小田急永山駅、京王線聖蹟桜ヶ丘駅頭で、赤い羽根募金のお願いをさせて頂きます。本校の建学の精神の1つである「敬愛奉仕」を具現化するボランティア活動として、毎年この時期にお手伝いをさせて頂いております。皆様のご支援、ご協力のほどよろしくお願い致します。

 さて、今日から本格的な10月がスタート、あと2週間後には2学期中間考査(10/17~20まで)も始まります。生徒諸君には、28年度も早や半年経過、より確かな知識・技能を修得し、思考力・判断力・表現力を大きく飛躍させる大事な年度後半になります。今回の学校説明会で発揮したような主体性、多様性、協働性を更に発展させるような教育活動を展開していきたいと思います。

第29回聖祭(文化祭)、好天のもと終了

 長期予報では、先週いっぱいずっと雨、昨日、今日あたりも決して良い予報ではありませんでしたが、この間すこぶる良い天気に恵まれ、本校第29回聖祭は9/10(土)~11(日)の2日間、2,100名に達する来場者をお迎えし、無事終了致しました。そのご報告を中心に9月第1報をお届け致します。

 例年より若干早い開催ということもあり、例年より早く8月30日(火)に始業式を行い、その日以降本格的な準備に入り、その日から11日間、全校生徒一体になり、各種催し物の制作や演劇の練習等に取り組んできましたが、この2日間を振り返り、十分に力を出し切ったクラスもあれば、少人数の学校なればこその宿命から、一人で二役三役とこなさなければならないことから、力の入れ具合も分散し、存分な成果に結びつかなかったクラスもあり、結果の評価にはそれぞれ複雑なものもあったように思われます。前回の校長日記でもご紹介のように、今年のスローガンは「Let’s 聖(say)」、みんなで一致協力、各クラス、委員会、部活動等での日頃の活動の成果を、外部に向けて大いに発信しようということで、私も開会式で、「Let’s 聖(say)声高らかにアクティブに発信しようぜDon’t be shy!」と檄を飛ばしましておきましたが、ご来場の皆様方にはどのように見て、聞いて、触れて、味わって、感じ取って頂けたでしょうか?

 中1から高2まで全クラスの出し物について、厳しくも温かく現役生徒を見守ってくれるOB 4名と、私を含めた教員数名とで審査して、中学、高校から各1クラス、グランプリを出すということでしたが、厳正な審査の結果、中学は3年1組の演劇「ダブリンの鐘つきカビ人間」、高校は、1年C組のアトラクション「Flying Carpet」に決定致しました。中3の「ダブリン~」は後藤ひろひと氏原作の本格的な演劇で、商業演劇としても有名な作品で、私の経験では前任校で高校3年生が挑戦した記憶がありますだけに、中3で大丈夫かなというのが正直な思いでしたが、案の定ゲネプロ段階では、セリフもしっかり覚えきらず、「コメディでありながらも、美しくも哀しく、そして残酷な童話ラブロマンス」(某劇団のCM)というには余りにほど遠く、これでは本番どうなることかという危惧、心配が募るばかりでした。それが何と、初日そして2日目と、見違えるほどどんどん良くなり、2日目の最終公演はほぼ完璧な仕上がり具合、まさに「奇跡」だと思うと共に、この年代の子ども達の無限の可能性を目の当たりに致しました。長いセリフや複雑な言い回し、中には関西弁で鮮やかに喋りきる姿に圧倒されました。「やればできる」ではないか、初めから「どうせ無理」という発想さえ捨て去れば、子ども達はここまで頑張れるのだと強く確信致しました。この子達の今後の活躍は何とも頼もしくなると共に、総合芸術としての演劇のあるべき姿を見せてくれたことに心から讃辞を送りたいと思います。

 次に、高校グランプリの「Flying Carpet」ですが、「魔法と神秘に包まれたアラビアンナイトの世界」で「空飛ぶじゅうたん」という訳にはいかないものの、手押し車に乗って、美しく装飾された空間を楽しめたということでは、他のアトラクションに比べて一歩ぬきんでていたように思います。1Aの「ルンルン電車」も楽しい乗り物でしたが、ほんの一瞬、あっという間に終点ではやや物足りなさが残りました。また、1Cの「てっちゃん家」というお化け屋敷も迫力はあったものの、お化け自体の創意工夫という点では不足感を禁じ得ませんでした。「Flying carpet」は6月に全校で鑑賞した劇団四季のミュージカル「アラジン」に触発されたものでもあり、こういう所にも芸術鑑賞会等を通じて、本物に触れることの如何に大切であるかを感じさせられました。高校2年生は最高学年でありながら残念ながら賞には達しませんでしたが、文系、理系に分かれて、クラス人数が少なくなったことと、文化祭実行委員会の中枢メンバー(大畑委員長も2D所属 )として、まさに縁の下の力持ち的役割に徹し、実行委員会発足当初から企画、立案、運営等に深く関わり、クラスの出し物への協力もままならなかったこともあろうかと見ております。その他、部活動、委員会、或いは有志団体としても出し物有り、ということで、クラス出し物に全力を傾注できなかったということに尽きるように思います。閉会式で、大畑委員長自身「私のようなポンコツ委員長に良くついてきてくれた」と謙遜しておりましたが、生徒自身が企画し、多様な仲間達と激しい議論の応酬のうえ、互いに切磋琢磨し合いながら無から有を作り出していく行事である文化祭こそ「アクティブ・ラーニング」の最たるものと思います。日常の授業自体の中に導入して行くことはもちろんとして、学校行事の中で最もアクティブな活動である文化祭は、受験勉強とは異なり、一人では決して成就し得ないものとしての教育的意義の大きさを今回もまた充分に感じ取らせて頂きました。今年もまた「青春の坩堝となりし聖祭汗と涙のさやけかりけり」と胸の内に呟きながら閉幕致しました。

 なお、文化祭期間中もミニ学校説明会や、OBの先導する校舎案内等実施致しましたが、受験生関係では延べ460余名の方々にお出で頂きました。お忙しい中やりくりされてお出で頂いたことに感謝申し上げます。折角のご来校にも拘わらず、短時間の説明で或いは十分にご理解頂けない面もあったかと思いますが、今後も折々に大小の説明会を開催していきますので、本校HPをご覧頂きながらお出かけ頂ければ幸いです。

 

第2学期始業式終了、本格始動へ

 何とも行き先不明の迷走台風10号ではありましたが、関東地方には大きな影響もなく通過してくれましたので、本日は予定通り第2学期の始業式を終わることが出来ました。ただ、東北地方に上陸する見通しとのことですので、各地、取り分け福島、山形、青森県等での果物など農産物への被害が出ない、或いは少ないことを祈っております。

 8/1(月)以来の校長日記となりましたが、季節は確実に移り変わり、この近辺の住宅や路傍では早くも秋の草花が花開いております。昨年も紹介しましたが、多摩ニュータウン通りの永山橋交差点とそのすぐ隣の諏訪下橋交差点のパンパスグラス(巨大ススキで、2014,9,27付け「生き物ウオッチング」で有岡教頭紹介済み)がほぼ満開、折からの夕風に気持ちよげにたなびいております。また、私の好きな草花でもある秋明菊(別名「貴船菊」とも、花言葉は「忍耐」)も、赤紫色や白色など鮮やかに開花しております。本来ならもっと秋が進んでから開花し、中秋から晩秋頃まで目を楽しませてくれる花期の長い花と思いますが、今年の開花は例年より早いような気が致します。秋の花と言えば『万葉集』巻八、山上憶良の歌「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝顔の花」(1538番歌)で秋の七草を見事に詠み込んでおりますが、通勤途中の路傍(尾根幹線通り辺り)でも葛花、朝顔はもとより、萩の花も咲き出し、ススキもしっかり穂を出し、女郎花も花開いております。さすがに藤袴はこの辺では見当たりませんが、多摩市内で一番標高の高い(161.7m)本校周辺の豊かな自然を満喫しております。

 8月は、10日(水)~13日(土)まで第4期、16日(火)~20日(土)まで第5期のサマーセミナーを実施致しましたが、こちらは「知の探検」と称する中学生対象(石飛教頭担当で、思考力を養う応用講座)の1講座以外は全て高3生対象の受験に特化した9講座でした。猛暑の中ではありましたが、それぞれの志望校の受験に対応した講座を選択した高3生のひたむきな姿は印象的でした。

 8月28日(日)は、イーブニング説明会と称する夕方からのオープンスクール、今年は「サイエンスナイト」と銘打って、理科の4分野「物理」「化学」「生物」「地学」に分けて、各講座24名ずつ募集したところ、全90組、205名という大勢の小学生とその保護者の皆様にご参加頂きました。「物理」は「超低温の世界」、「化学」は「浮くか沈むか?」、「生物」は「ホタルが光る!ミジンコも光る!」、「地学」は「食べて学ぶ火山学!」というタイトルで、小学生にも分かり易く各分野の各種実験を体験して頂き、文字通り「本物に触れて本質に迫る」授業を生で体感して頂きました。時に喚声も湧き上がるほどの驚きと感動を共有して頂いた結果として、以下にご紹介するような有り難いコメントを沢山頂き、今回も又この企画をやって良かったという印象を強く抱きました。終了後のアンケートのほんの一端ですが、「今回の説明会で学校のことが詳しく分かりました。誠に有難うございました。娘が受験すると決めました。頑張ります。」(地学参加)という実に直接的表現で意思表明して頂いた方を筆頭に、「本日はどうもありがとうございました。魅力的な体験講座に惹かれ、今回参加させて頂きました。『本物に触れて本質に迫る』という貴校の教育を味わうことが出来ましたし、先生方の温かい人柄や、素直で明るい生徒さんの姿、アットホームな校風などが分かり、大変貴重な時間となり良かったです。ご縁があればと思います。」(地学参加)「初めて来校しました。生徒を引きつけようとする先生の熱意に力を感じました。」「生物の授業を楽しみにしていました。子どもがとても楽しそうに実験していた姿が忘れられません。有難うございました。」(以上生物参加)さらに「家も大変近く、通学に便利な学校だと思いました。受験を考えずに見学に伺いましたが、想像以上に良い雰囲気の学校で、子ども本人もとても楽しそうで、本校の受験を考えようと思いました。有難うございました。」とすぐお近くにお住まいの方の声などを窺うに、まだまだ外部への発信力を伸ばし、知名度を高くして行かねばと思った次第です。授業終了後の全体会は、短時間の中で、吹奏楽部員による歓迎の意を込めての演奏と、卒業生男女2名による本校での体験並びに印象を話してもらいましたが、それについても、「第2部は美味しいサンドイッチを戴きながら素敵な吹奏楽部の演奏を聴かせて頂くことが出来てとても嬉しかったです。卒業生の方のお話は、とても参考になり、こちらの学校の温かさを感じました。受験まで5ヶ月なので精一杯努力して聖ヶ丘に通えるように頑張りたいと思います。来月の文化祭にも参加させて頂きます。」(物理参加)とか「卒業生のお話は6年間学校生活を送って来られた生の声で学校のことが良く分かりました。又説明会に伺いたいと思います。」(生物参加)など、終了が20時過ぎという、小学生の皆さんにはやや遅くなるというスケジュールで心配致しましたが、ご参加の皆様には大変好意的に受け止めて頂き、有り難い限りでした。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 生憎の雨模様でしたが、本日の始業式も無事終了し、明日から早速授業が始まります。9/10(土)~9/11(日)には第29回聖祭(文化祭)を開催致しますので、中1から高2生まではその準備に向けて余念なき日々が暫く続きます。今年のスローガンは「Let’s 聖(say)」、みんなで一致協力、各クラス、委員会、部活動等での日頃の活動の成果を、外部に向けて大いに発信しようということですので、皆様お誘い合わせの上ご来校頂き、生徒諸君の各種発表をご覧頂ければ幸いです。今日の始業式で、「Let’s 聖 声高らかに アクティブに 見せよ青春 たぎる思いを」と、拙い歌を紹介し激励致しました。

サマーセミナーⅢ期まで終了、各部一斉に合宿へ

 7月28日(木)、関東地方も梅雨が明けたと見られるという発表があって以来、厳しい猛暑がやってきましたが、本校では7月30日までで今年のサマーセミナー、Ⅰ期からⅢ期開催予定の69講座が終了し、本日から一斉に部活動の合宿が始まりました。7月15日(月)以来の校長日記ですが、この間の報告を兼ねて8月第1報をお届け致します。

 前回の記事で「ニーニーゼミがはにかむようなか細い声で鳴き出した」と触れましたが、私の部屋の上方に位置する八坂神社境内から、今はもうアブラゼミの声が、耳をつんざくように激しく聞こえてくるとともに、夏花の象徴とも言うべきサルスベリに加えて、ノウゼンカズラもあちこちでもうすっかり満開、濃いオレンジ色が灼熱の太陽に照らされ、鮮やかに咲き誇っております。8月生まれの私どもには、夏はやはりこうでなくては、と思う次第です。

 少し遡りますが、7月17日(日)、本校野球部は立川球場にて成蹊高校と4回戦を戦い、9回裏1点差まで追い詰めながら、前半のエラーがらみの失点を最後まで覆すことができず惜敗致しました。日曜日でもあり、野球大好き人間である私も漸く応援に駆けつけることが出来ましたが、悔しい悔しい敗戦となってしまいました。この間、果敢に戦ってきた選手諸君の健闘はもとより、陰ひなたとなり支えてくださった保護者の方々並びに関係各位にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。応援に出向いてくれた一般の生徒共々に「笑顔と感動、そして悔しさ」を共有させて頂き、かけがえのない青春を満喫させて頂きました。

 そして、7月20日(水)の終業式を経て、21日から一斉にサマーセミナー突入、私も昨年に続き、高校1,2年生対象の古典講座「和歌を用いての文法指導」を担当し、若い生徒諸君から新鮮な刺激をもらうと共に、自身、身に染みついた授業を通して心身共に活性化させてもらったような3日間でした。このセミナーは所謂座学の他に、特に中学1年~3年生対象の社会科見学(今年は京都・奈良方面と、過日サミットが開催された三重県の伊勢・志摩方面の2コース)と、中・高校生対象の文学散歩(岐阜県中津川方面)、更に中1~3年生対象のキャンプ実習(神奈川県青根このまさわキャンプ場)という宿泊を伴うセミナーもあり、それぞれに有意義な研修成果を収めて無事終了致しました。

 このセミナーは、部活合宿が一段落する8月10日(水)に第Ⅳ期が再開、第Ⅴ期を16日から20日まで実施して全て終了となります。後半は一部中学生対象の講座もありますが、専ら高校3年生を対象としたセンター試験対策講座と個別大学入試対策の講座となっております。高3生にはまさに夏が天王山、この成果が秋口から晩秋にかけて結実し、来春見事に第1志望校への合格に結びつけてくれることを祈るばかりです。

 気象庁の長期予報では、8月中・下旬はもとより9月10月にかけても残暑が続くような状況とのことですが、皆様方、取り分け受験生の皆様にはお体にはくれぐれもお気を付けて、勉強にスポーツに思う存分ご活躍下さることをお祈りし、この日記も暫くお休みをさせて頂きたいと思います。

 

第1学期末考査終了、野球部連勝、4回戦へ

 一昨日、ここ聖ヶ丘界隈でもニーニーゼミがはにかむようなか細い声で鳴き出したかと思いきや、昨日はもううるさいくらい私の部屋の上に広がる八坂神社境内で一斉に鳴いておりました。一方で、「道の辺の木槿は馬に喰はれけり」(『野ざらし紀行』)と、芭蕉の有名な俳句にある通り、夏花の象徴とも言えるような木槿も、住宅の垣根越しに赤、白、ピンク等様々な色合いで咲き出しました。さらに、これまた夏の花の代表とも言えるサルスベリも、野猿街道沿い左右に植えられている並木が赤、白の花を付け始め、いよいよ本格的な真夏の到来を感じさせております。立葵や夾竹桃については過日触れたようにとっくに咲いており、夏花揃い踏みの景観を呈しております。7月も早半ば、梅雨明けの待たれる今日この頃ですが、学校では、学期末に向けての各種行事も順調に推移、去る7月4日(月)~7日(木)の期末考査も無事終了、採点業務から成績処理等、慌ただしく日々過ぎ去っております。6月27日(月)以来の校長日記ですが、この間の報告を兼ねて7月第1報をお届け致します。

 少し遡りますが、6月27日(月)~29日(水)の3日間は、今年度第1回の保護者対象授業参観日でした。今回は、月、火、水と平日でしたので、どのくらいお出で頂けるか心配ではありました、中学1年生の保護者82名を筆頭に、中2、55名、中3、19名と中学全体で156名の皆様にお出で頂き、飾らない生の授業を見て頂きました。現中学2年生から、現行の大学入試センター試験に変わって、新しい大学入試制度「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が導入されるということもあり、保護者の皆様の関心も高いことを改めて伺わせていただきました。参観後のアンケートでは、期末考査直前の追い込み(駆け込み?)授業が多かったであろうにも拘わらず、アクティブ・ラーニング的授業への言及も多く頂き、有り難く存じております。第2回の授業参観は秋も深まった11月10日(木)~12日(土)と週末も入っておりますので、また多くの皆様にお出で頂きたいと存じます。

 6月30日(木)には市進学院に通塾されているお子様の保護者の方々(1人小学生の参加あり、9組13名)対象のミニ説明会を開催、10:00~11:30という短時間ではありましたが、私どもの学校概要の説明と石飛教頭兼入試広報部長からの2017年入試に向けての説明の合間に、中学1年生の授業中心に5コマほど授業参観をして頂くと共に、校舎内の施設・設備の視察もして頂きました。頂いたアンケートでは「生徒達が明るく元気だったのが印象的でした。生徒と先生方の距離も近く、アットホームな雰囲気だと思いました」とか「教室のアットホームな雰囲気が一番印象的でした。生徒さんが、教頭先生や校長先生が入っても平気、ピリピリしていない雰囲気に学校の様子が伝わってきました」、さらに「校長先生、教頭先生のお話から、御校へ合格し充実した学校生活を送れればよいという思いになりました」とか「先生方はとても親切で、生徒さんも大変元気よく勉強されている所を拝見させて頂きました。機会がありましたら、また説明会や学園祭等に参加させて頂きたく存じます」など大変お心のこもった前向きな有り難いコメントを頂きました。これも普段着の授業で飾らない生の姿を見て頂く機会でしたので、半ば心配ではありましたが、中学1年生もこの3ヶ月ほどでずいぶん成長したものと感心した次第です。

 7月4日(月)~7日(木)、期末考査、中間考査で今一振るわなかった生徒にはまさに必死の形相で取り組んでおりましたが、その結果は如何だったでしょうか?20日(水)の終業式に全て判明するということになります。

 翌7月8日(金)には、高1~高3まで外部の模擬テストを実施致しました。期末考査明け直後ではありますが、毎年恒例となっており、さすが高校生、疲れも感じさせず、範囲のない実力テストに真摯に取り組む姿は青春そのものでした。

 そして7月10日(日)、参議院議員選挙の日ではありましたが、東京西地区私立中学高等学校進学相談会が、国分寺にある東京経済大学を会場に開催されました。本校もブースを開設、午前10時から午後の3時までほぼ切れ目無く相談に来られた生徒並びに保護者の皆様は、中学受験希望者11組、高校受験希望17組(この相談会は、元来高校受験希望者多し)に上りました。私も午前中ブースに詰めておりましたが、猛暑の中熱心に耳傾けて頂いたり、種々のご質問を頂いたりした受験生並びにその保護者の皆様の姿には心打たれると共に、今後のご健闘を陰ながらお祈りしております。

 最後になりますが、第98回全国高校野球選手権 東・西東京大会の真っ最中、本校野球部は第2回戦から登場、去る12日(火)に都立清瀬高校との初戦、9回裏見事6-5で逆転サヨナラ勝利を収めました。その勢いそのままに、昨日(14日)は第3回戦を都立武蔵高校と対戦、1-0で勝利しました。この日の試合はほぼ投手戦、緊迫した試合展開でしたが、見事に勝ち上がり、17日(日)12:30、市営立川球場で成蹊高校と対戦することになりました。日曜日でもありますので、もしご都合がつかれましたらお出かけ頂き応援をして頂ければ幸いこの上もありません。もちろん私もこの日だけは応援に駆けつけたいと思っております。

 学校は、この後、前述のように、20日(水)終業式となり、引き続き21日(木)からは、ほぼ全校生徒対象のサマーセミナー(今年度は78講座設定)が始まります。7月30日(土)まで3期連続で実施、8月は10日(水)~13日(土)に第4期、8月16日(火)~20日(土)が第5期となります。梅雨明けももうすぐかと思いますが、受験生はもちろんのこと、皆様方にはお体にはくれぐれもお気を付けて、それぞれのお立場で頑張って頂く事をお祈りしております。

第1回アフタヌーン説明会、芸術鑑賞会等終了

 このところ関東周辺では梅雨の中休みが続き、真夏の陽気となっておりますが、九州、四国、中国地方の大雨に伴う被害状況には心痛めております。取り分け、熊本地震で大きな被害が出た地域の皆様には、今回の水害もまた甚大なものになったとのことで、心からお見舞い申し上げております。前回から約2週間が経過しましたが、その間にも、各種行事を立て続けにこなしてきましたので、そのご報告を兼ねて6月第3報をお届け致します。

 少し遡りますが、6月14日(火)には、高校3年生恒例のイベントである「大学入試相談会」を、京王プラザホテル八王子を会場として実施致しました。既にその折の模様は、「聖ヶ丘ニュース」で写真入りで紹介しておりますので、ご覧頂いたかもしれませんが、当日は梅雨時特有の蒸し暑い陽気ではあったものの、雨に祟られることもなく、無事終了致しました。13:30~15:00の第1部は、本校生114名と工学院大学附属高校の生徒約90名のみを対象として、国公私立の29大学の入試担当の方々より、本番入試に向けての大変丁寧かつ親切な説明をして頂きました。全体の人数が少ないこともあり、それぞれが進路目標に掲げた大学のブースに入り、40分ごと2交代制で熱心に耳傾けておりましたが、中でもいわゆるGMARCHの一角である明治、立教、中央、法政大学等の人気大学のブースには15~20人くらいずつ居並んで一心にメモを取りながら聴き入っていた姿は印象的でした。15:30からはその他の大学や短大、専門学校等含めた全82校がブースを出して、多摩地区のその他多数の高等学校の生徒共々に、18時の閉会までゆっくりじっくり説明を受けていた生徒も見受けられ、いよいよ本格的に気持ちも乗ってきたかという感じも致しました。

 6/13(月)~6/18(土)の1週間は、5/30(月)から受け入れていた教育実習生の研究授業週間でした。国語科2名、社会科(公民)1名、数学科3名、理科(生物)1名、保健体育科1名、英語科3名の計11名の研究授業が割り振られ、私もほぼ全ての授業を参観し、久しぶりに血が騒ぐような新鮮味を感じさせてもらいました。授業内容は教材研究の深さに比例しますが、授業技法は一朝一夕には身につかず、ぎこちなさと歯がゆさも感じられました。中には、本校で実践中の主体的、能動的な学習スタイル、いわゆるアクティブ・ラーニングについても、積極的果敢に挑戦してくれた実習生もおり、後輩思いに溢れた熱意が十分に感じ取れた教育実習でした。

 6月18日(土)には、有岡教頭の縁で、東京農工大学で、教職課程を選択している学生さん10余名が朝から本校の理科(物理・生物・化学)の授業参観に見えました。1、2時間目、高2の化学の授業も一部にはありましたが、主として高3の授業、それも実験中心の授業を見学してもらい、3時間目に本校理科の教員と参加学生との教育懇談の時間を設け、授業の反省と参観後の感想等各分野にわたる情報交換をさせて頂きました。本校教員にとっても、外部の目が入ることで新鮮な刺激を感じ取らせて頂いたように思われます。

 6月21日(火)の午後、14:30~16:30、今年度第1回のアフタヌーン説明会をLS(ラーニングスクエア)ルームにて開催致しました。この会は、平日の午後の時間帯に敢えて開催することで、平常の授業の様子、飾らない素のままの生徒の姿を直にご覧頂くという趣旨で開催しているもので、今回は生憎の雨模様の中、中学受験を考えておられる保護者(お子さん2名含む)の皆様10組13名の方々にお出で頂きました。冒頭私の方から簡単なご挨拶をした後すぐに教室に移動、中学1年生の「英語(ALTと専任教諭とのTT授業風景)」「理科①(物理分野)」中学3年生の「数学」等を見学してもらった後、6限終了後すぐに始まる「SStime(自学自習の時間)」(中2)の様子も覗いて頂きました。その間校舎内の施設・設備の見学もあり、全校生徒が在校中の教育環境をつぶさに見学して頂きました。再びLSルームに戻り、私の方から本校の教育の特色、石飛教頭兼入試広報部長から「2017年中学入試に向けて」と題して、一般入試、適性型入試で、本校が受験生のどのような学力を見ようとしているか、また受け入れた生徒をどのように伸ばそうとしているか、理想とする生徒像はどういうものであるか等について詳細説明させて頂きました。頂いたアンケートでは、本校に期待するものとして、「進学実績」「面倒見の良さ」それぞれ7名と群を抜いており、それに続いて、「学力の向上」5名という結果でしたが、コメントとしては「授業を見ることができ、とても良かったです。HPで校長先生のブログを拝見し、一度訪問してみたいと思いました。将来の可能性、楽しい学校生活、どちらを望むかですが、両立できそうな学校ですね」というお声があり、このブログをご覧頂いている方にお出で頂いたことに感無量でした。他には「とても面倒見の良い、温かい雰囲気の学校だと思いました」とか「通りかかる生徒の皆さんが挨拶をしてくれて、とても礼儀正しいと思いました」というお声の一方で、「合格ラインなどは曖昧ではないのだなと思いました。柔軟な考えで少人数の良さが分かりました。ただ、図書館はもう少し充実して欲しいな・・・と思いました」というお声も寄せられはっとしてしまったのは、3万冊以上の蔵書があるにもかかわらず、その多くは隣の書庫に眠っていることに言及し忘れたということでした。館内スペースの関係で陳列しきれない蔵書の存在を強調しなければと痛感致しました。

 そして6月23日(木)、全校生徒共々に、新橋にある劇団四季劇場「海」に出かけ、劇団四季公演のミュージカル「アラジン」を鑑賞致しました。昨年のこの時期から28年度の芸術鑑賞会は「アラジン」と決めておりましたので、ほぼ1年間待ち続けてこの日に至りました。待っていた甲斐もあり、「アラジン」は素晴らしいミュージカルで、中学1年生から高校3年生までほぼ2時間半の公演中、感動と興奮の坩堝と化した「海」でした。最後は一般のお客さん共々に、スタンディングオベーションとなり、拍手喝采がいつまでも鳴り止まず、アラジン、ジャスミンそしてジーニーを演じきった役者さん達も感極まった様子で何回も舞台に登場してくれた姿には、私などまで青春の胸の血が騒ぐ感を抑えきれませんでした。本校の教育方針の一つでもある「本物に触れて本質に迫る教育」の最たるものであることを実感致しました。豊かな人間性の涵養には、本物に触れて笑顔と感動を共有することのいかに大切であるかを目の当たりに致しました。これをきっかけに、ミュージカルはもとより、古今東西の様々な芸術文化に触れてくれるようになれば、芸術鑑賞会という学校行事を、毎年手を変え品を変えて実施している教育効果の大なることは疑いえようもありません。

 翌日の6月24日(金)には、高1、高2生対象の大学模擬授業を実施致しました。今年度は8分野(薬学・工学・国際・文学・医療・経営・メディア・スポーツ)8大学8名の先生方にわざわざ本校にお出で頂き、今まさに大学で行われている学問の最先端の研究成果等交えながら、生徒の興味・関心、好奇心を喚起し、今後の進路選択の参考にしてもらおうという意図のもと、この行事も毎年継続して実施しております。各分野、少ない教室で20名、多いところでは36名とそれぞれ志望する進路毎に分かれての聴講でしたが、高1生にとっては、高2での文理選択に、高2生は高3での選択科目の選定に大いに参考になった事と、お出で頂いた先生方に感謝申し上げております。

 そして6月25日(土)の4限には、学研アソシエの本間裕子先生にお出で頂き、中学3年生対象の小論文講演会を実施致しました。これは5/18に生徒諸君が書いた小論文全てに目を通して頂いた本間先生から、論文を書くとはどういうことか、みんなが書いた論文の良いところはどこか、どういうところに気をつければよいのか、そしてこれからまとめようとしている4000字の卒業論文にはどのように挑めばよいのか、などについてお話し頂きました。多くの生徒諸君には夏休み中にはほぼまとめるであろう卒業論文のことをイメージしながら熱心に聴き入っておりました。

 今日から期末考査1週間前で、部活動も高校野球等公式試合のある部活以外は練習停止となります。校内も何となく静かになった放課後、学校現場のこのメリハリが何とも好ましく感じられるのは、私自身そういう体質に染まったからでしょうか。1学期の総まとめでもある期末考査に向けて、既に先週末25日の土曜日には第1回の土曜サポート講座もあり、OB・OGの指導の下、テスト勉強に取り組む体制が本格化してきました。その成果が遺憾なく発揮されることを祈らずにはおられません。

第2回学校説明会、中3分野別説明会等終了

 昨夜来の雨が朝になっても本格的に降り続き、このところの晴天で萎れかかっていた紫陽花もさすがにシャンとして「雨に紫陽花よく似あう」の風情を醸し出しております。生徒諸君の通学には難渋極まりもありませんが、濃緑の植物にはさぞかし恵みの雨になっていることであろうと推察しております。昨日(6月12日(日))今年度第2回目となる学校説明会を実施致しましたので、そのご報告を兼ねて6月第2報をお届け致します。

 少し遡りますが、6/1(水)、6/8(水)2週にわたり、6限LHRを活用して、中学3年生対象の分野別進路説明会を実施致しました。この目的は、毎年中学3年生に課している卒業論文(原稿用紙10枚、4,000字)の執筆にあたり、より広く社会の諸問題に触れ、自ら主体的に課題を発見し、興味・関心を持って調査・探究に取り組み、豊かな表現力を培いながらまとめ上げていくことの参考に資するという点にあります。今年は、1日に「動物」「医療」「経済経営」の3分野、8日は「食物・栄養・健康」「児童・心理」「化学・工業等」「グローバル」の4分野、文系・理系の7分野にわたりそれぞれ専門の大学の先生方にお出で頂き、各分野での最新の情報を含めながら、彼らの好奇心に火を付けて頂きました。当日の模様は「聖ヶ丘ニュース」の掲載写真をご覧下さい。

 6/2(木)、3(金)と、中学、高校の順で朝礼を行いました。朝の授業開始前約10分という短時間ではありますが、全校生徒を前に直接語りかけられる貴重な時間、今月は、サミットの直後でもあり、裏方つまりフォロアーシップの大切さについて、例えば首脳会談に先駆けて行われた各種大臣会合や共同宣言作りを巡る裏方の活躍、更にはサミットの警備を担当する警察官のお弁当作りに夜を徹して作業している皆さんの話題など、いかに裏方が長時間かけてすさまじい努力をしているかなど語りかけました。より具体的には、偶々、全日本女子バレーボールがリオ五輪を決定した後でもあり、木村沙織他全日本の選手達を陰で支えたチーフアナリストの渡辺啓太氏に関する朝日新聞記事(5.14付け朝刊)を紹介しながら、夢を叶えた選手達の裏でその活躍をひたすら支え続けている人の存在があるということを忘れないで欲しいと強調致しました。高校の方はそれに付け加えて、7月10日投票日と決定した参議院議員選挙に関連し、既に18歳になった人は今回の国政選挙から選挙権が賦与されることになるので、絶対に棄権することなく投票に行って欲しいと結びました。18歳になった人は、高校3年生の中でまだ10人余りであったかと思いますが、国民の権利でもあり義務でもある投票権を、今後長きにわたり決して放棄しないようにと願っております。

 6月4日(土)4限、LHRの時間には、今年度最初の校長講話を開催、前回の校長日記で触れさせて頂いたように、北海道赤平市で従業員20人余りでありながら、バッテリー式マグネットのパイオニアであり、建設機械や宇宙航空関連分野において世界最先端の技術を有する植松電気の専務取締役植松努氏の紹介をしながら、植松氏の持論である「思うは招く~夢があれば何でもできる~」という言葉をお借りして、前述の全日本女子バレーボールチームに帯同し、チーフアナリストとして活躍している渡辺啓太氏について、更に敷衍した内容を話しました。講話終了後の生徒諸君の感想では、夢の大切さ、本物に触れて驚き感動することの大切さ、「憧れは未来を切り開くパワー」であること、植松氏の言われる「どうせ無理」を禁句にし、「人の可能性を奪わない社会の実現を目指す」ことなどに大いに共感してくれたようで、植松氏の思いをいささかなりとも広め得たかと胸撫で下ろしております。

 そして昨日(12日)、各種学校行事の関係で、6月は土曜日の開催が難しく、日曜日となってしまいましたが、中学入試希望87組、高校入試希望3組の計90組、お付き添い、保護者の方々を含めて200名近くの方々にお出で頂き、第2回学校説明会を開催致しました。梅雨時特有のむしむしした陽気ではありましたが、大勢の方々のご出席に感謝申し上げております。今回の目玉は、今秋予定されている高校2年生の3方面修学旅行への事前準備の状況を、各方面代表の生徒諸君によるプレゼンテーションにありました。高2の修学旅行を多方面にすることは、学校行事のアクティブ・ラーニング版ということで、昨年から導入したものですが、全クラスを解体し、まず個人個人が自ら行きたい方面を選択し、共通のコースを選択した者同士が、4~5人程度のグループを作り、グループ毎に課題を発見し、多様な仲間と調査、探究したのちに、10月現地に赴き、本物に触れ、本物を見、聞き、或いは味わってその本質に迫る学びを深めてくることを目的としております。もちろん終了後に、そのまとめをして、同級生で他のコースに行った人や下級生に対して、報告、発表することで完結致します。今年度は、広島・松江等山陽・山陰方面と、沖縄方面、そして初めての海外ということで何とカンボジアに出かける班に分かれます。共通するテーマは「平和学習」としており、その行き先と時代、歴史的背景こそ異なるものの、人類共通のテーマである「平和」へのアプローチは若者らしい感性の賜物と喜んでおります。

 生徒発表に先立っては、例によって私から「聖ヶ丘の教育」と題して、本校の教育の特色、特に「不易流行の教育」について、約20分ご説明致しました。「不易なるもの」としては私学の独自性そのものである建学の精神、時代の流れ、社会の要請をいち早く汲み取っての「流行」として「少人数できめの細かい指導」「本物から本質に迫る教育」「主体性・協働性の育成」の3つの柱について、DVDでの実際の授業風景をご紹介しながら分かり易く丁寧に説明させて頂きました。最後に石飛教頭兼入試広報部長から2016年入試結果と2017年入試の予定等についてご説明して全体会は終了、その後は校舎内の施設・設備の見学を中学生徒会の役員諸君の誘導によりお回り頂きました。

 終了後頂いたアンケートでは、いささか手前味噌ではありますが、「校長先生の学校についての説明は短い時間でありながら大変分かり易かったですし、先生方もとても感じが良く好印象でした。高校生の皆さんの修学旅行の事前学習は大変良く調べられていて感心しました。是非気をつけて行ってらして下さい」とか「校長先生の教育についての話は非常に分かり易く授業風景での生徒達も活き活きとしていて学校自体に好感を持ちました。高校生の代表もとてもしっかりしていて感心しました。先日、国際フォーラムでお話を窺い、本日初めて学校に伺いましたが、娘の受験校として具体的に検討したいと思います。本日は有難うございました」という6年生の保護者の方からのご感想を拝見するにつけ、身の引き締まる思いが致します。ただ、高校生の発表については、「高校生の発表は素晴らしかったが、小学生には少し難しかったので、中学生の話も聞きたい」という6年生の保護者の声もあり、まさに然りの思いも致しました。今後更に工夫していきたいと思った次第です。アンケート中の「本校に期待する項目」の中に、今年初めて「面倒見の良さ」を入れたところ、何と54名の方々に○を付けて頂きました。「学力の向上」(43名)や「進路実績(大学合格)」(27名)の多い事もさることながら、私学の独自性という観点からも大事にしていきたい項目でした。1学年120名の定員で、男女共学の私学にしては最も人数が少ない学校の利点を最大限活かしながら、より一層きめ細かく面倒見の良い学校を目指して頑張りたいと思います。

第1回学校説明会、中間考査、教育後援会総会等終了

 本日は、朝からこの時期にしては珍しく爽やかに晴れ上がり、本校からやや雪消の富士山がくっきりハッキリ眺められ、入梅前の貴重な天候を満喫しております。季節の推移も早く、この界隈ではこの時期特有の紫陽花はもちろんのこと、夏の花であるはずの立葵や夾竹桃なども色鮮やかに咲き出しました。先月16日以来の校長日記ですが、この間、標記のような各種イベントが続きましたので、そのご報告を兼ねて6月第1報をお届け致します。

 5月21日(土)、今年度最初の学校説明会を開催致しました。今年の説明会は、統一テーマを『授業を伝える』と致しましたので、早速第1回目には中学1年生による理科2分野(生物分野)の発表「いろいろな花のつくり」を取り上げました。中間考査直前にもかかわらず、入学間もない中1代表4人による発表は実に歯切れ良く明快で、当日ご参加の受験生並びに保護者の皆様から、「生徒さんの発表、説明がとてもわかりやすく立派でした」とか「実際に中学1年生の生徒さんが発表する姿を見て、とても興味深かったです。娘も年代の近い生徒さんのお話は特に楽しく見ていました。生徒主体の学風を感じました」などたくさんの方々からご好評を頂きました。アクティブ・ラーニングを積極的に実践している学校として、授業のみならず学校行事等での生徒の主体的、能動的な取り組みについても、今後の学校説明会で取り上げて参りたいと思いますので、折々にお運び頂ければと存じます。私の方からも、挨拶を兼ねて、本校の教育の特色について、アクティブ・ラーニングや英語に特化した授業風景をDVDでご覧頂きながら詳細説明させて頂きました。それに対しても「授業の様子を映像で見せて頂けた事、大変興味深かったです。校長先生からご説明頂いたことも、日頃の雰囲気を感じることができたように思いました。生徒の皆さんの発表も素晴らしく驚きました。全体を通して素晴らしいお話ばかりで参加して良かった・・・と感動しました」という有り難いコメントを頂き、恐縮致しました。当日は近隣の小学校で運動会が催されており、決して日よりも良いとは言えませんでしたが、お繰り合わせの上ご出席頂いたことに感謝申し上げております。

 学校説明会や入試相談会は校内のみではなく、校外で催される各種相談会にもブースを出して参加しておりますが、5月~6月にかけては立て続けに開催され、この後5月22日(日)には東京有楽町の国際フォーラムを会場に「Discover 東京私学中高一貫合同説明会」がありました。この日は私もブースに入り、主催者発表で2万8千人という多くの方々を目の当たりにさせて頂きました。都心から遠く離れている本校には今一地の利の悪い環境ではありましたが、10時開始からほぼ切れ目なく多くの方々に立ち寄って頂きました。中には、小学1年生のお嬢さんとそのお母様までお出でになり、熱心にお聞き頂いたことには、小2、小3の孫を持つ身としても、まごまごしてはいられないというのが実感でした。さらに、その翌週5月29日(日)は、八王子の京王プラザホテルを会場に、「東京西地区11支部合同説明会」が開催され、964組1626名の参加者にお出で頂きました。本校ブースにも、こちらは地の利もあり、国際フォーラムを大きく上回る皆様にお立ち寄り頂きました。この日は、高校受験を希望する中学生並びにその保護者も多く見えており、本校も今年から30名募集していることから約半数の方が高校受験志望者でした。そして、5月31日(火)には第9回相模大野・町田地区私立中学合同相談会を、相模女子大グリーンホールで開催、相模大野、町田周辺を拠点とする私立中学18校が実行委員会方式で実施しているものですが、平日ということと、前述のように、各種相談・説明会が立て込んでいることもあり、309組という参加者に留まり、本校ブースにも昨年よりやや少ない人数となりました。ただ、150席用意したプレゼン会場は常時満席で、本校の10分間のプレゼンにも熱心に耳傾けて頂きましたし、資料コーナーに置いた150部のパンフレットは全て無くなったことから、確かな手応えは感じ取らせて頂きました。

 次回学校説明会は、6月12日(日)10:00から予定しております。既にHPでもご案内しておりますが、日曜日にもかかわらず、今回は高校2年生により、10月実施の多方面(カンボジア・沖縄・山陰山陽方面)への修学旅行について事前研究の一部を発表致します。学校行事版アクティブ・ラーニングの実践をご紹介できるかと思いますので、是非皆様のご来校をお待ちしております。

 5月25日(水)~5月26日(木)には、大宮ソニックシティで開催された第69回全国高等学校長協会総会に出席致しました。両日通じて文部科学省からの講話並びに行政説明が6本あり、現在積極的かつ迅速に進められている高大接続改革を始めとした、各種教育改革について、熱く語って頂きました。全国津々浦々から2500名を超える高校長が集まるこの総会は、各地代表の教育実践報告も4本あり、たくさん刺激を頂いた2日間でした。初日最後に催された株式会社 植松電気専務取締役の植松努氏の「思うは招く~夢があれば何でもできる~」と題する講演は、長く教育に携わってきた者として、自らの教育実践を振り返り、その時々に接してきた生徒諸君に適時適切な言葉かけをしてきたかと自問自答の連続でした。今抱えている生徒諸君にも是非伝えていきたい内容も多く、早速今週末予定されている中学全学年を対象にした校長講話で紹介させて頂きたいと思っております。

 5月28日(土)には、平成28年度教育後援会総会を開催、27年度活動報告や会計面での決算報告、さらには28年活動方針、予算案、そして本部役員(8名)の承認等、一件の質問、意見等もなく極めてスムースに進めて頂きました。保護者の皆様の本校教育へのご理解・ご支援に感謝申し上げると共に、諸教育活動に寄せる熱い思いを感じ取らせて頂き、お預かりしているお子様達をしっかり教育し、確かな学力と豊かな人間性を育成していかねばと肝に銘じさせて頂きました。

 同じ時期、5月25日(水)~28日(土)まで、第1学期の中間考査でした。中学1年生にとっては初めての定期考査ということから、今まで感じたことのないような緊張感のなか、4日間を無事終了させてくれました。その結果は今週に入ってから続々と返却されており、各教室では黄色い喚声がこだましており、私自身新鮮な気分にさせられております。

 5月30日(月)から3週間、本校卒業生を中心にした教育実習が始まりました。今年は全13名のうち、11名が本校OB・OGとなっており、毎年のことですが、各学年の10~15%の卒業生が教職を目指して、まるで鮭が生まれた川に戻ってくるように、教育実習にやってきます。私の経験上、これほどの卒業生が将来教員になるべく実習に来る学校はそうそうないのではないかと思いますが、それほどに本校での6年間の学校生活を通じて、教師と生徒との親密な関係が構築され、自分もやがて教員になりたいという気持ちに駆られるのではないかと秘かに自負しております。在学中同様に、きめ細かく丁寧に3週間しっかり面倒を見て、やがて一人前の教師となれるよう指導してもらいたいと各指導教諭にお願いしている次第です。

第29回体育祭終了、5/21(土)第1回学校説明会開催へ

新緑から濃緑へと例年になく季節の進行が早いように感じられるは気のせいでしょうか?ここ聖ヶ丘界隈の大小の公園に散在するヤマボウシには、濃緑の中に純白の花が咲き誇っておりますが、その花の付け方が一本一本の木によって微妙に異なっており、見る者の目を楽しませてくれております。一方で、家々の垣根にはクレマチス(鉄線)の花が薄紫、紫、白など様々に開花しており、これまた見る者に微笑みかけているようにも感じられます。更に私の好きな草花「都忘れ」も数日前にはほぼ満開、いやが上にも「旅せんか都忘れの咲くころに」の一句を思い出し、今まだ満開の桜が咲いているという北の国への旅心を触発されております。14日(土)、好天に恵まれて本校第29回の体育祭が無事終了致しましたので、そのご報告を兼ねて5月第2報をお届け致します。

 5月14日(土)、連休明け間もない時期ではありましたが、本校第29回体育祭を開催、当日は晴れもせず曇りも果てず、しかもこの地域特有の強風も吹かず、よって埃も舞い上がることなく、絶好の体育祭日和、しかも週半ばから好天が続いたこともあり、予行や準備も万端整えられ、望みうべく最高のコンディションの中で無事終了致しました。当日の様子は聖ヶ丘ニュース掲載の数々の写真でご覧頂くとして、私の方から文字のみでの報告とさせて頂きます。保護者案内のプログラムでは、中学2年生の大玉送りの開始時間が9:45となっていたにも拘わらず、開会式の進行が予想外に順調であったことから、9:25競技開始としてしまい、開始時間に合わせてお出で頂いた保護者の方々には、一部ご覧頂けなかったという事態となり申し訳のない事を致しました。毎年の行事にも拘わらず、その時々の種々の状況の中で時間の長短が読み切れないのが教育活動の宿命とはいえ、とんだご迷惑をおかけしてしまったことをまずはお詫び申し上げます。しかしそのお陰もあり、その後の競技は極めて順調に推移し、11:30には午前中の競技終了、12:30から午後の競技に入り、15:20には予定通り全競技が終了致しました。
 私の出番は、開会式での挨拶と閉会式での講評でしたが、開会式では、「天佑我にあり」の言葉通り、最高の天候に恵まれたこと、今年の体育祭のスローガン「走れ 叫べ 体育祭だ!!」を胸に思う存分に躍動して欲しいとし、そのスローガンを読み込んだ短歌「いざ共に走れ叫べよ聖っ子体育祭だDo your best」と一首披露しましたが、一方で、丁度この日が熊本地震から1ヶ月ということもあり、体育祭を開こうにも開けない被災地の学校のこと、今なお1万人以上の方々が避難所生活を強いられている事に思いを馳せ、今日ここで体育祭が実施できることの幸せを噛みしめながら頑張って欲しいと致しました。赤・白・青組それぞれに頑張った結果として、今年は赤組が優勝となりましたが、その閉会式では、上下紺のトレーナーの下に偶々この日、赤のポロシャツを着ていたことが幸いして、それを披露しながら赤組を讃えるというパフォーマンスで生徒諸君の笑いを誘いながら、「青春の汗と涙を吹き払ひ走り叫びし姿いさをし」(「いさをし」は古語で、勇ましく勇敢である、の意)と結びました。全体として、高3の杉戸体育祭実行委員長を始めとして、高3生が縁の下の力持ちになりながらも各競技で全力を出し切って、後輩諸君にその勇姿を見せつけた事が実に印象的な体育祭であったと喜んでおります。入学間もない中学1年生にとっては、高3生の姿はいかにも眩しかったことと想像しております。ここにこそ中高一貫教育の本質が見られたと思ったのは私だけではないと確信しております。当日お忙しい中参観にお出での保護者の方々は中高合わせて739名、本校への受験を考えて見学にお出でになった方も7組、更に純粋なる一般の方9名にお出で頂き、グランド一杯の応援を頂いたことに厚く御礼申し上げます。それぞれに創意工夫して各種競技に挑んだ生徒諸君にも例年になく力が入り、大きな声で各自気合いを入れていた姿は実に微笑ましい限りでした。生徒自身が課題を発見し、多様な仲間達と試行錯誤を繰り返しながら互いに協働して1つの競技を成し遂げたという意味では、本校が標榜するアクティブ・ラーニングの学校行事版として、教育的にも大変有意義な体育祭であったと思っております。

 前回ご紹介した高3生全員との校長面談は、5/11(水)をもって全て終了致しました。本校27期生となりますが114名との個人面談は、私にとっては実に刺激的、現代の若者のものの考え方や感じ方、余暇の過ごし方などに至るまで話の及んだ生徒もいて、一気に距離感が縮まったような気がしております。各自の進路希望(第1志望)等窺うにつけ、その実現にはまだまだ道半ばという生徒も多かったように思いますが、そこは現役の強みでもありますので、これからセンター試験まででも8ヶ月、勉強一筋でひたすら頑張れと激励致しました。

 さて、今週末5月21日(土)には今年度第1回の学校説明会を開催致します。私ども或いは入試広報部長からの聖ヶ丘の教育の特色や来年度中学・高校入試についてのご説明もさることながら、今回は第1回目から、入学間もない中学1年生が登場致します。理科2分野(主として生物的な学び)で学習している「いろいろな花の作り」をテーマにしてのプレゼンテーションを企画しております。入学後約1ヶ月でここまで学びを深めている様子のほんの一端ではありますが、成長著しくもまだまだ可愛い中学1年生の姿をご覧頂きたく、お子様と共に、万障お繰り合わせの上、お越し頂ければ幸いです。

5/14(土)体育祭に向けての準備加速

 人によっては10連休という超豪華黄金週間も終わり、列島に再び静謐な日常が訪れましたが、本校では暦通りの教育活動、5/3~5/5までがかろうじて3連休になった他は、飛び石を交えながらも、日々粛々と授業や部活動を展開してきました。4月18日(月)の校長日記でも触れさせて頂きましたが、熊本を中心とした地震の方は相変わらずの余震が続き、今もなお多数の方々が避難生活を余儀なくされていることに心痛めております。一刻も早く平穏な生活を取り戻されるようお祈り申し上げております。4月18日(月)以来、本日に至るまで各種の学校行事を実施してきたことと、今週末14日(土)開催予定の体育祭の準備が加速してきましたので、そのご報告を兼ねて5月第1報をお届け致します。
 4/18(月)~4/23(土)までの1週間、新学年、新クラスになったこともあり、担任と生徒との個人面談を実施致しました。毎年の事ながら、新学年・クラスに早くなじむことと、学習面や部活動面等での悩み事などの有無の確認等、新担任と膝を交えながら話すことで相互理解を深めること等を目的に実施しておりますが、放課後の時間帯を活用して今年も有意義な面談週間となりました。
 4/29(金)(昭和の日で休日)には、吹奏楽部の第24回定期演奏会を、多摩センターにあるパルテノン多摩を会場に開催致しました。2011年の東日本大震災以降「東日本大震災復興祈念チャリティコンサート」という冠を付けさせて頂いての定期演奏会ですが、今年はさらに4/14、16の熊本地震への復旧・復興も祈念させて頂き、当日会場で募金活動をさせて頂きました。中高吹奏楽部員(一部友情出演含む)36名という少人数ではありますが、聴く者の心に響く素晴らしい演奏会となりました。演奏は3部構成とし、2部ではマーチングも披露、そこにダンスドリル部の高3生3人が友情出演に加わり、舞台に彩りを添えてくれました。爽やかな楽曲の数々と共に、切れの良い見事なダンスが披露されたことで、明るく楽しい舞台になり、多くの観客から盛大な拍手を頂き、私どもも身のすくむような感動にとらわれました。一方で、この演奏会は、高校3年生の引退公演でもあり、今年も5名の高3生が最後の花道を飾りました。5年有余に及ぶ厳しい練習の成果が披露されると共に、顧問の大塚教諭から一人ひとりの今までの苦労話を交えた紹介と、それを受けての一人ひとりのコメントが何とも言えずいとおしく、訥々と語る、今まで支えてきてくれた先輩や後輩、先生方、家族、友人への感謝の言葉の数々は、聞く者の涙を催させないではいられませんでした。5人で最後に演奏した「高3スペシャル」は、5年間艱難辛苦を共にしてきたことを感じさせる息のぴったり合った素晴らしいハーモニーでした。彼らが中1で初めて邂逅した(出会った)楽器こそ、今後の長い人生を心豊かに過ごしていく糧になるであろう事を確信致しました。中高校での部活動の意義について今さら申し上げるまでもありませんが、この演奏会を通じてまさに「部活動の王道ここにあり」の印象を強く抱きながら会場を後に致しました。
 4/30(土)4限には、中学・高等学校別々の会場で生徒総会を開催致しました。中学は体育館で、高校は講堂での開催でしたが、年に一度恒例の生徒総会の主たる目的は、平成27年後生徒会予算の決算と承認、各部活動の部長による活動報告と平成28年度の予算案の説明と承認でした。各案件とも順調に承認され、28年度本格的な活動が始まりました。
 同じ4/30(土)には、午後2時から今年度初めての土曜ミニ説明会を開催、16組35名の皆さんにお出で頂きました。学校改革2年目となり、各種学校行事も順調にスタートしていること、今年度の重点課題等私の方から約30分説明させて頂いたあと、校舎内各施設・設備の見学を3グループに分かれて約40分で巡回、最後に入試広報部の大野教諭の方から、今春の入試結果を、中学2科、4科、適性型等別々にデータの紹介、高校入試の結果と各教科の入試出題ポイント等、詳細な説明をさせて頂きました。今年度初めてということもあり、私の説明にもやや力が入ったか、「エネルギッシュな校長先生からの学校説明を聞くことができ、親子共に前向きな気持ちになれました」というお声の一方で、「正直、掲示物等、共用スペースのものが古く破れている物が多く目にとまり、少し残念な気がした」という厳しいご指摘も頂き、改めて気持ちを引き締め、校内外の細かなところまで目配り、気配りの必要なことを感じさせて頂きました。他には「先生と生徒との仲の良さが印象的であった」「生徒達が気持ちよく挨拶をしてくれて安心しました」「学校の雰囲気が良く分かりました。子どももとても気に入った様子です」「理科室がすごかったです!特に蝶と青大将の皮がすごかったです。案内してくれた人が優しくて、良く分かったのでよかったです」等々、好意的な感想が多く寄せられありがたく思いました。
 5月に入り、連休明けの6日(金)に中学、7日(土)に高校生対象の朝礼を実施致しました。今年度初めて、しかも男女混合名簿での初めての朝礼でしたので、最初はややぎこちなくそれぞれに緊張気味でしたが、すぐに打ち解けてくれたようで、昨年までと同様静かにしっかりと私の話を聞いてくれました。その内容は、熊本地震へのお見舞いと復旧・復興の早からんことを祈りつつ、我々自身も常日頃から天変地異への備え、心構えをしっかり持っていたいということに始まり、サマーセミナー(7月一杯と8月中・下旬5期にわたり開催)を今年80講座開講するので、積極的に受講して欲しいということ、14日に迫った体育祭を大いに盛り上げて欲しいということなどに言及した後、江戸時代の、謎に包まれた天才絵師と言われる伊藤若冲にまつわる話を致しました。10分間しか持ち時間のない朝礼ですので、ごく簡単にしか紹介できませんでしたが、若冲は1716年に生まれたことから今年が丁度生誕300年ということで、今まさに東京都美術館で「生誕300年記念 若冲展」が開催されていることを紹介しながら、私と若冲との初めての邂逅(京都伏見深草にある石峯寺にある若冲のお墓との出会い)と、若冲の残した「千載具眼の徒を俟つ」という言葉の意味を説明して終わりました。つまり、18世紀の江戸時代には、自ら心血を注いで描いた絵の真価を十分理解出来る者はいなかったからでしょうか、千年後に自らの真価を理解してくれる人の出現を俟つ(期待を寄せる)という言葉以外に「文字も残さず、言葉も残さず、ただ絵のみを残した」天才絵師を紹介し、現代ともすれば、すぐに答えをほしがったり、自分の業績をすぐ評価して欲しかったりする人も多くいるが、地道にコツコツ努力さえしていれば、必ずどこかで見ていてくれる人があり、後々思わぬ評価に浴することもあることを忘れないで欲しいと結びました。それにしても、若冲は江戸時代における偉大なる天才絵師であったことは、現代科学技術を持って分析、検証されてもおり、過日NHKスペシャルでも大きく取り上げられていたことをご存じの方も多いのではないかと思います。5/24(火)まで開催されている若冲展は連日長蛇の列ができるくらいの盛況ぶりとのこと、私がおよそ20年前訪れた石峯寺のお墓はまさに草むらに埋もれるくらいでしたが、その草葉の陰で300年後に花開いた自らの絵画の真価にほくそ笑んでいるのではないでしょうか。
 校長になってから恒例になりました高3生との校長面談を、今年も4/25(月)から、午後の空き時間、放課後を活用して実施しております。5/11(水)まで、断続的に続きますが、今年で3年目、相変わらず「それぞれに礼儀正しく、純粋で爽やか、品が良く、明るく伸びやかな生徒」諸君と、わずか10分間という短時間ではありますが、胸襟を開いて語り合えるという至福の一時を過ごさせてもらっております。もちろんその主たる目的は、受験に向けての激励と現在の学習状況、部活動の様子等の情報交換に尽きますが、爽やかに応対してくれる彼らから青春の息吹のようなものを感じ取らせてもらい、自らも若返らせてもらっております。彼らの前途に幸あれと心中秘かに祈っている次第です。
 最後になりましたが、5/14(土)開催予定の第29回体育祭の準備が先週あたりから活発になってきました。7日(土)4限には、高校生全体での競技の練習を高1から高3まで合同で実施、今週も体育の時間等を活用しながら、各学年毎の競技等の練習を重ねて本番を迎える事になります。激しい競技や危険を伴う競技については、やや自粛気味ということもあり、全体としてやや盛り上がりに欠けるのではないかという保護者の方からのご指摘もあり、生徒の体育祭実行委員会を中心に創意工夫を重ねながら、試行錯誤してくれておりますので、その成果をご覧頂きたく万障お繰り合わせの上、お越し頂ければ幸いです。