平成27年度の公式行事全て終了(2016,3,25)

昨日朝のラジオで「開花した桜見に来た冬将軍」という川柳が紹介されておりましたが、まさにその通りの寒さが続いておりますが、これをまた「花冷え」と表現する美しい日本語があります。四季折々に微妙な気象の変化を表す美しい日本語に恵まれている事の幸せを噛みしめておりますが、この寒さの中、私の部屋の裏山から、今朝、今年初めて鶯の鳴き声が聞こえてきました。恐らく八坂神社の境内で鳴いているものと思いますが、「鶯の初音ゆかしき花見かな」と一句呟いてみました。27年度の全ての行事が終了し、昨日から実質的な春休みに入りましたので、今年度の最後のご挨拶代わりに3月第3報をお届け致します。

3月22日(火)、今年度の修了式と中学3年生の卒業式を行いました。修了式には、その中3も出席し、中1から高2まで講堂に一堂に会しました。講堂のスペース上、全校生徒は入りきれず、普段は中学・高校別々の儀式となりますが、年に一度、高3生の卒業後は合同で開催でき壮観でした。修了式では、この1年はまさに学校行事改革元年であったことから、各学年行事を紹介しながら、確かな成果を残して終了してくれた生徒の努力、頑張りに感謝致しました。特に、中学2年生のイングリッシュキャンプ、中学3年生のニュージーランド修学旅行直前英語研修、高校2年生の3方面修学旅行等、全く新しい行事への彼らの真摯な取り組みは、今後の本校のありようにも大きな影響を及ぼしてくれたものと確信しております。

修了式に続いて、中学卒業式を執り行いましたが、この場は中1、2年生のみ同席し、3年生の卒業を祝いました。とはいえ、その多くは引き続き高校に進学する所謂内部生となりますので、式そのものも簡略なものとしておりますが、卒業証書授与のあとに、校長による式辞もあり、ここでは、中学3年間の努力を称えながら、残念ながら外部の学校に出て行く諸君への餞の言葉をお贈り致しました。彼らの今後益々の活躍を祈った次第です。そして4月からこの学年には、37名の外部からの新入生を迎え入れることから、1日も早くお互いに融和して、明るく楽しく有意義な高校生活を送って欲しいと結びました。

さて、今回を以て、今年度の校長日記の更新を終了させて頂きます。来年度またリニューアルした体裁で折々に本校の教育活動についてご紹介申し上げたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。この1年もまた拙い文章をお読み頂き有難うございました。