第2学期末考査終了、合唱コンの練習へ (2015,12,9)

校長室窓側の黄葉

校長室窓側の黄葉

 暖冬の影響か、今年の紅葉は長持ちで、校長室の背後に植わっているイロハモミジが今を盛りと燃え上がっております。昨年に比べると黄色みが強く、真紅に染まるまでには至っておりません。「年々歳々花相似たり」で花は同じように咲きますが、紅葉の色づきはその年の気象条件によって色合いが異なることを実感しております。本校では、学習専念月間の11月が終わり、去る12/4(金)~8(火)までの期末考査も無事終了、いよいよ12月22日(火)開催の第24回合唱コンクールに向けての練習が本格的に始まります。前回11/25以来の各種イベントのご報告を兼ねて、12月第1報をお届け致します。

 

 前回11/25(水)からの出来事について若干遡りますが、時系列的にご紹介いたします。まず、11/28(土)の4限、進路指導の一環として、高1・2年生対象の小論文講演会を開催致しました。学研アソシエの本間裕子氏にお出で頂き、去る10月10日(土)に実施した小論文模試の添削結果を踏まえながら、小論文の作成上の注意点や要約の仕方、盛り込むべき内容等についての説明でした。今回は学研による実践小論文第3回「社会・情報系の小論文」を各自仕上げたわけですが、その答案を見ながら、ポイントとなる事柄について一生懸命メモを取りながら熱心に聴講しておりました。これを元に、12月18日(金)、特別時間割の中で、要約200字、小論文700字にまとめ直し、リライトする運びとなっております。中学3年時に卒業論文として、400字詰め原稿用紙10枚をそれぞれまとめ上げてきた生徒諸君ではありますが、その際は、自らの興味・関心、好奇心の赴くままのテーマで、且つたっぷり時間をかけて書き上げたものの、大学入試問題として課せられる小論文という与えられた様々な分野の長文を読みこなし、文章の要約をした上で自らの主張を展開する練習はまだまだ不慣れなこともあり、このような機会を通じて、学力の3要素の1つでもある、思考力・判断力・表現力を身につけて欲しいと願っております。

 同じ28日(土)の午後、21日に続いて、期末考査前恒例の土曜サポート講座を実施致しました。既にご紹介しておりますが、この土曜サポート講座は、本校のOB・OG諸君(40余名登録)が後輩のために定期考査2週間前の土曜日2回来校し、自らの経験を交えながら考査問題の傾向と対策並びに各教科の質問に対応してくれるもので、高校生になるとさすがに残って質問する生徒も少なくなりますものの、中学生には人気の講座で毎回居残り、自習の合間合間に先輩に質問する姿には微笑ましいものがあります。

私学振興全国大会

私学振興全国大会

 比較的暖かな師走の入りとなった12月1日(火)14時から、日比谷公会堂で平成27年度私学振興全国大会が開催されました。全国の小・中・高校の私学関係者2,018名が結集し、当日出席の15~6名の衆参両院の国会議員に対し、文部科学省予算の内、主として5つの項目にわたる私学関係予算の大幅な拡充を要望・決議し、出席していた自民党文教属の有力者からその実現に向けて全力を尽くすという発言を引き出しました。年末年始にかけての政府予算の原案作成に追い風となる事を願っております。本校からは私と前野教育後援会長、本部役員渉外担当の筑紫さんとが出席し、大会の全容をしっかり見届けてきました。

 12月5日(土)午後2時からほぼ恒例になっております土曜ミニ説明会を開催、ミニどころか中学受験希望11組、高校受験希望10組計21組40名のご参加があり、その内1回だけ本校にお出で頂いた3組以外はすべて初めての方々で嬉しい限りでした。一度でもお出で頂くと本校の「家族的な雰囲気が印象的」とか「先生や生徒の挨拶が気持ちの良い学校」(当日のアンケートより)などと言って頂けることには確信がありますが、来て見て聞いて触れて頂かないことにはご理解頂けないという歯がゆさを感じておりますだけに、今回もまた土曜ミニ説明会をやって良かったという思いを強くしております。頂いたアンケートに「校内の施設も校庭(外)の施設もとても良いし、昨年の入試問題も配付してくれるとはとても良い学校だと思い、興味がとても湧きました。」と校舎内外の施設・設備に注目して頂いたり、過去問を惜しげもなく配付させて頂いている事に共感して頂いたりと今回もまた有意義な説明会となりました。来春、本校が中高一貫の学校となって以来初めて高校で30名募集するということが、まだまだ認知されていないことは、教員がそれぞれ担当の塾周りをしていて実感する所でもあります。周知徹底することの難しさも感じておりますので、この日記でもことある毎に触れさせて頂いております事ご海容下さい。

 同じく5日(土)午前から午後にかけて教育後援会の本部役員会、常任委員会等立て続けに開催して頂き、1月23日(土)、後援会の臨時総会を開催し、後援会費の若干の値上げを審議して頂く段取りをつけて頂きました。合わせて、午後の公募委員会で、来年度の本部役員候補もほぼ内定して頂きました。保護者の皆様の学校運営に対する有り難いご支援・ご協力を頂きながら、教員、生徒ともども三位一体になって、この聖ヶ丘をさらに盛り上げていきたいと思っております。

 前後しますが、4日(金)から始まった期末考査も昨日終了、昨日の午後から部活動も再開し、校舎内には子ども達、特に中学1年生の明るく元気な声がこだましております。テスト結果が出るまでのつかの間の安息日?しばし振り返りの時間を持って、冬期休暇を迎えてもらいたいと思います。高校3年生にとっては、最後の定期考査、センター試験まで40日余り、何かと慌ただしい中でのテストではありましたが、一方で卒業をかけて頑張った生徒もいることゆえ、教室はいつになく緊迫した雰囲気に満ちていたように感じ取れました。全員揃って3月17日(木)の卒業式を迎えられるよう祈っております。

多摩中央警察西原署長の挨拶

多摩中央警察西原署長の挨拶

 12月8日(火)、昨日の午後4時から多摩中央警察署において、「優良運転者等の表彰式」があり、本校が「生徒に対する交通安全教育を積極的に推進し、地域における交通事故の防止に多大な貢献」をしているということで、多摩中央警察署長並びに多摩稲城交通安全協会会長連名の感謝状を贈呈されました。毎年、中学生対象に自転車運転に関する交通法規の周知とそれに伴う事故防止講習を、多摩中央警察の方にご来校頂き、開催していることを評価して頂いたということのようです。表彰式には私自ら出席し、多摩中央警察西原剛署長から表彰状並びに記念品の伝達を受けました。生徒個々の交通安全意識の向上を図ることはもちろんとして、教職員共々交通法規の遵守に努めなくてはと肝に銘じた次第です。

 

 次は予告になりますが、今週末12日土曜日には「入試そっくり模試」と題する第5回学校説明会を開催致します。本番の入試スタイルに合わせ、2科目受験、4科目受験、更には適性型受験の3種類の模擬テストを実施致します。今回は小学6年生のみの対象(予約は不要です)とさせて頂きますが、本番の入試問題に似通った問題を制限時間内に解いて頂き、その場で解説、答え合わせまでして本番に備えて頂くという趣向になっております。実際の入試会場となる教室での模擬テスト、本校入試に挑戦して頂ける受験生の皆さんのご参加を心からお待ちしております。奮ってご参加下さい。