NPO-ROIS

ROISとは?

◎ロイズの成立ち

特定非営利活動法人 情報セキュリティ研究機構(略称 NPO法人ロイズ)は、個人情報保護法、国際規格ISO27001に基づく情報セキュリティ管理体制づくり、情報セキュリティに関する「技術の向上」「人材の育成」「意識の向上」の必要性から、調査・研究開発事業、教育事業、啓発普及事業などを行う団体として2007年にスタートしました。

個人情報保護法の施行後も、学校法人に限らず様々な情報漏えい事故は後を絶たない一方、社会全体ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が謳われ、教育界においても文部科学省がGIGAスクール構想を打ち出すなど、IT活用が求められております。 また、WHO(世界保健機構)の「インターナショナルセーフスクール(ISS)」は、日本では2010年に大阪教育大学附属池田小学校が初めて認証を受けたことで注目を集めております。

ロイズでは、個人情報保護法、ISO27001、ISS認証それぞれに基づく情報セキュリティ管理体制作りや認証取得支援、学校に通う子供たちの安全を守る取り組みをサポートしております。

◎ロイズの学校安全対策

2011年の東日本大震災はロイズの取組みをより具体化するきっかけとなり、「平時」「災害時」それぞれへの対応を想定した安全対策の開発と提供に至っております。

登下校管理システム ⧉』は平時の安全対策として、ICカード、ICタグを利用した児童生徒の登下校通知、アプリやメールで行える出欠席連絡等のシステムです。平時の安全対策と校務の効率化が目的です。

CoCoねっと ⧉』は、災害時に生徒が校外にいた場合、ネットワークの輻輳や接続環境そのものが悪化した場合でも、専用のサーバを介して、避難した先での児童生徒とその保護者、ならびに学校間で連絡を取り合えるよう手助けする仕組みと考えております。

首都圏の私学協会で運用をしている『避難校ネットワーク』は、災害時に私立学校間で生徒を預かりあう仕組みです。ロイズは、学校間の預かり情報を連絡しあえるシステム『避難校ネット ⧉』の構築とサポートを2013年より行っております。2025年現在、東京・神奈川地区650校のネットワークとなっております。

>> 避難校ネットとは ⧉

◎ロイズのこれから

学校は立地、通学手段等、ひとつとして同じ条件の学校はありません。かたや、安全対策に「絶対」や「万全」もありません。しかし、いざというときのための「準備」を、それぞれの学校に合わせた形で考えることは、ロイズが今までも、そしてこれからもできることと考えております。

通常の登下校時や災害発生等の緊急時に、児童生徒の安全確保をより強固にするにはどうすればよいのか、学校の情報セキュリティを高めたいがどこから手を付けるべきなのか困っている、そのようなお悩みに対し、ロイズが一助となれれば幸いです。